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2020.06.16

それがきれい・ねっとのやり方なのだ♪

ここ最近ずっと

わたし個人

そしてきれい・ねっとについて

内側から外側から

振り返りとか

ぶち壊しをやっているわけですが

 

 

……これをちゃんとしないと

ここからやってくる書籍が創れない

 

というのがあるのかもしれませんね。

 

 

で、それをやっていると

蛇さんと出会ってみたり

新しい情報が入ってきたり

とにかく

いろいろなことが起こってくるわけです。

 

 

夢もすごくて

 

昨夜なんて

きれい・ねっとが

これからどうやって

ビジネス展開していくか

 

きれい・ねっとの

「強み」って何かということを

プレゼンするのですけれど

 

出版ってビジネス的に見たら

致命的に儲からないということを

ガンガン話していて

 

(この事実自体は夢ではなく真実です

 現状致命的に儲かりません!)

 

わたしったら

夢の中でも話が上手いものですから(笑)

 

猛烈に説得力のある

自分のプレゼンに納得しすぎて

 

ドンドン

辞めたくなってくるというね。

 

 

これから

頑張っていこうっていうのに

こんなに寝覚めの悪いことないですよね。

 

 

マジで泣きそう。

 

 

でも分かってるんだよね。

 

 

これこそが

自分の中にある

思い込み、ストッパー、リミッター

 

 

資本主義社会が崩壊しなければ

このまま

「今だけ 自分だけ お金だけ」

の世の中が続けば

わたしたち地球人類は

進化はおろか

地球で暮らすことすら難しくなってしまう。

 

 

ということは

その中での常識じゃないこと

 

そこにこそ

強みがあるのですよ、絶対。

 

 

きれい・ねっとは

常識では考えられないことを

かなりたくさんやっています。

 

まあ、

よく13年も倒産せずにやってきたねと

わたし自身も感心するのですが

 

その中の筆頭が

この考え方だなあというのが

「著作権の放棄」という

資本主義では絶対にありえないやり方。

 

 

以前これについてブログに書いていたので

自分の中での復習もかねて

再編集して掲載したいと思います。

 

きれい・ねっとの考え方の

根幹が分かるかなと思いますし

 

将来ご出版を考えている方もいない方も

SNSで投稿されていたりする方なら

ちょっとした勉強にもなりますので

 

よろしければ、お付き合いくださいませ。

 

 

*******************************

 

きれい・ねっとの

著作権についての考え方について

書いてみます。

 

著作権ってすごく大切です。

 

大切な作品たちが

いろんなところでコピーされては

大変ですよね。

 

金銭的なこともありますし

それより何より

著作物については

部分的に使われたりして

意図に反することになったりするのが

もしかすると

一番困るかもしれません。

 

あ、余談になりますが

昨今もめごとが多いらしいので

ごく簡単にご説明しておきますと

 

文章に関してのみになりますが

皆さまがブログ等を書かれる時には

参考にしたり引用した

作品(ブログとかでも)を

よく分かるところに

ちゃんと記載すれば

(出典を明らかにすれば)

それがダメって書いていないかぎりは

問題はありません。

 

絵とか写真、あと音楽などは

それそのものに価値があるので

逆にOKと書いていないかぎりは

勝手に使うのはすべてNGです。

 

何も表記がない

分からない場合には

出版社さんなどに

直接問い合わせていただければ

ちゃんと教えてくださると思います。

 

いずれにしても

これはルールどうこうの問題ではなくて

 

どなたかの言葉、表現を

人数の多少を問わず

受取手がいる場面で

使うということは

 

良くも悪くも

その方を巻き込むことになるわけですから

それだけ責任が伴うということを

きちんと自覚することが

発信をするための最低条件だと

わたしは考えています。

 

 

でね。

 

ここからはふだん

著者さまにしか

ご説明しないところになるのですが。

 

普通

(出版社を作ろうみたいな本があって

 それに載ってる範囲では)

出版物の著作権は

著者と出版社の両方が

持つことになっています。

 

ところが。

 

実はきれい・ねっとでは

 

きれい・ねっとの著作権を

契約書上で放棄しています。

 

つまり全著作権は

著者さまにありますよ

ということです。

 

 

分かる人は

ここで、マジか―って

叫んでくれたと思うのですが(笑)

 

分からない方のためにご説明します。

 

著者さまが望まれるなら

本に掲載された全文を

有料無料問わず

またきれい・ねっとへの申告も

特に必要なく

ネットなどの他媒体に掲載しても

まったくOKですよ~

むしろ、応援しちゃうよ~。

 

というのを

真面目な文章表記にかえて

契約書に明記しているのです。

 

 

なぜか。

 

 

それは

表現をお手伝いする出版社が

自らの権利のために

その広がりを阻害したくないと

感じているからです。

 

時々、経営的な戦略ですか?とか

問われるのですが

そういうのは苦手です。

 

(いや、これからは

 良い意味で

 そういうのが得意な方をお迎えして

 真面目に考えます、ハイ)

 

とことん、おめでたいもんだから

たとえば、

きれい・ねっとで

出させていただいた書籍が

大手出版社さまの目に留まって

広く流通したいというようなことがあった場合には

(そういうご質問があって考えてみたんです)

いやめっちゃ嬉しいやん

と、本気で思うくらいで

 

著者さまが望まれるのであれば

きれい・ねっととしては

そのご出版について

お祝いこそすれ一切の異議は唱えません。

 

 

まあ、基本的には

なにごとも

そのご本に合ったかたちを

ご相談して決めていこうと思っていて

 

契約書にも

そんなことは書いていなかったのですが

 

わざわざ

著作権に関して

明記するきっかけになったのは

「天使の着ぐるみ」という物語でした。

 

あるとき

オーストラリアのメルボルンに住む

4人のお子さんのママ、おにいるそうこさんが

ブログで発表された

「天使の着ぐるみ」という物語

 

短編ながら心の奥深くに響く物語で

瞬く間に多くの皆さまに

読まれるようになりました。

 

そんな中

物語の主人公、ともくんと同じように

障がいを持つお子さんのいる女性が

そうこさんの許可を得たうえで

物語をコピーしてホッチキス止めし

お医者様や看護師さん、お母さん方に

配られるようになったそうなのです。

 

その様子を見ていたそうこさんから

「なおちゃん

 コピー代金と変わらないくらいの金額で

 冊子にしてくれませんか?」という

相談を受けて、2010年にできたのが

「天使の着ぐるみ」です。

 

 

この小冊子をつくるにあたり

そうこさんときれい・ねっとは

2つのお約束をしました。

 

まずひとつは

コピー代金と変わらない金額を

実現するために

双方が利益を取らないということで

印刷原価のみの

200円で販売するということ。

 

もうひとつは

ブログでの「全文掲載」を

申告があったときの

他の方による全文転載も含めて

これまでどおり続けることを

認めるということ。

(小冊子があることを

 できれば明記くださいと

 お願いはしています)

 

 

そうこさんも私も

すこしでも多くの方に

この物語に触れていただけたらと

心の底から願っています。

 

常識的にどうなのかとか

権利がどうのとか

そんなことは二の次で

私たちは自分たちの気持ちに

ただ素直に正直に従って

自然にこの決断をしたのです。

 

 

このことがきっかけとなって

きれい・ねっとは

全作品について

「著作権の放棄」を行うに至ったのですが

 

「天使の着ぐるみ」については

だからといって

売れないということはまったくなく

15000部を超えて

いまだに

多くの方にお求めいただき続けています。

 

 

1冊200円ですから

利益としてはほぼゼロですが

「天使の着ぐるみ」で

きれい・ねっとを知ったという読者さまが

いまだに後を絶ちません。

 

 

もちろん

たまたま結果オーライとなっただけで

さまざまな問題が起こる可能性は

あるのかもしれません。

 

印刷環境の変化から

いまでは小冊子も

作れなくなってしまいました。

(「天使の着ぐるみ」のみ

 外注で製作しています)

 

 

けれど、

きれい・ねっとの考え方の根幹として

自分を守ろうとしたり

そのために縛りを設けること

声高に権利を主張することは

やっぱりちょっと違うと思う。

 

 

きれい・ねっとのご本たちの

何をどこを読んでるのよって

話になっちゃう。

 

 

そういうことを

ひとつずつやっていって

それがご本を中心とした

さまざまな発信によって広がっていくこと

 

それが

きれい・ねっとの願いであり

やり方であり

ミッションなのに違いないと

わたしは思っています。

 

 

さ、お仕事に戻ります。

 

今日もお読みくださり

心よりありがとうございます。

 

愛と感謝をこめて。

山内 尚子 拝