ブログこの星の未来の創り方

きれい・ねっと > ブログ > この星の未来の創り方 > 【すべての過去はかけがえのない宝物】#156

2023.05.06

【すべての過去はかけがえのない宝物】#156

皆さま、こんばんは♪
.
昨日の投稿
たくさんの方がお読みくださって
とても嬉しかったです。
.
心よりありがとうございます。
.
ただ、悪口をたくさん書いた、
というところで
終わってしまっていたので
.
「思ったこと、吐き出していいんだ!」
というふうに
なってしまうかもしれないのですが
.
それはあくまでも
自分の想いを
外に出すことで向き合うという
最初の一歩、プロセスにすぎません。
.
あなたの心に
なにか響くところ
あるいは、
引っかかるところがあったとしたら
.
もしよろしければ、そこで終わらずに
ぜひ、その続きとなる
今日の投稿もお読みいただければ
.
さらには
しっかりと詳しく書かせていただいた
拙著『クリーニングの真実』などを
ご一読いただければ
とても嬉しく幸せです。
.
それでは、山内尚子のヒストリー
第6回目になります。
.
詩を書くうちに
本音がポロリと出てきてしまい
泣きながら
堰を切ったように
自分の本当の想いを
言葉にしたわたし
.
今日はそのあとに起こったお話です。
.
.
◇すべての過去はかけがえのない宝物
 history06◇◇◇◇◇
.
何も思いつかなくなるほど
文句や悪口を書き連ねたあと
ふと我に返ったわたしは
愕然としました。
.
突然襲ってきた死に
いちばん怖い想いをしたのは
彼なのに
.
わが子を
抱きしめることができなくなって
いちばん辛いのは彼なのに
.
反論すらできない彼に向かって
わたしはなんてひどいことを
思っていたんだろう……。
.
ごめんね、本当にごめんなさい。
.
ひとつひとつの言葉の後ろに
「ごめんなさい」と書きました。
.
ずいぶん時間がかかりましたが
すべてに
「ごめんなさい」を書き終えると
.
不思議なことに
こころの中の霧が晴れたようになって
今までと違う景色が見えてきました。
.
出逢ってから別れるまでの十数年間
楽しいことがたくさんありました。
.
息子という
新しいいのちを授かることもできました。
.
すべては彼がいてくれたから。
.
楽しかった思い出を
思い出せる限り、
ひとつずつ書きました。
.
自然に
「ありがとう」という言葉が
出てきました。
.
久しぶりに彼の笑顔が、
こころの中に広がりました。
.
幸せな時間でした。
.
そうして
すべてを書き終えた後
.
「わたしたちには愛があるんだ」
.
そう思いました。
.
人は一人で生まれて、
一人で死んでいく儚いもの。
.
けれど、
何も残らないわけじゃない。
.
いのちを連綿とつないでいくのは
いのちの度に重ねられていく
「愛」なんだと。
.
「愛しています」
.
それは彼とのすべての思い出が
わたしのそれまでの過去が
かけがえのない
宝物になった瞬間でした。
.
一編の詩を書いた、
たったそれだけのことで
.
わたしのこころの在り方は
180度変わりました。
.
そしてそれは、
こころの中だけにとどまらず
その後のわたしの人生すべてをも
大きく変えていくことになったのです。
.
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
.
.
吉元由美さんの
詩集『いのちを紡ぐ言葉たち』を
創らせていただく途上で
.
「言葉を紡ぐことは
 いのちに触れること」
.
由美さんから
そんなふうに教えていただきました。
.
.
この時のわたしは
自分のむき出しのいのちに
触れたのだろうと思います。
.
.
分かったように語られる
精神世界の真理からではなく
.
.
そのむき出しの
わたし自身のいのち
そこに触れることで
抱きしめることで
.
そこから出てくる言葉たちこそが
わたしに生きることの意味を
教えてくれました。
.
.
そしてわたしは
人生のすべては
愛に満ちていることを
心身魂のすべてに沁み込むように
知っていったのだろうと思います。
.
.
今日もお読みくださり
心よりありがとうございました。
.
これを読んでくださるあなたが
いのち輝く日々を
お過ごしくださいますように祈ります。
.
喜びと祈りと感謝とともに。
山内 尚子 拝
.
今日の写真も
サイト掲載の写真です。
.