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2022.12.17

【ロトの妻の塩の柱の教訓】#016

聖書なんて
知らないし興味もない。
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そう思われるかもしれませんが
現場でお話を聞くと
その世界が
それぞれに必要なかたちで
グンと近づいてきます。
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死海南端付近にあったとされる、
ソドムとゴモラという町。
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なんとなく、聞いたことがあるかもしれませんね。
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聖書、創世記18章で
「ソドムとゴモラは罪深いので滅ぼそう」と
神様が言われます。
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この時、
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信仰する
「啓典の民」の始祖アブラハムは、
何とかこの町を救おうと願いますが
残念ながら、
ソドム・ゴモラは滅ぼされてしまいます。
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ソドムを滅ぼすために
二人の御使いが夕方ソドムに着いた時
門に座っていたロトという人が
彼らを家に迎え入れます。
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御使いたちは、ロトに
「のがれて、自分の命を救いなさい。
うしろをふりかえって見てはならない。
低地にはどこにも立ち止まってはならない。
山にのがれなさい」。
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そこで、ロト一家は逃げて助かるのですが
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「主はソドムとゴモラの上に天から、
主のもとから硫黄の火を降らせ、
これらの町と低地一帯を、
町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
ロトの妻は後ろを振り向いたので、
塩の柱になった」。
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このロトの妻の塩の柱というのが
死海のほとりにあり
わたしたちの旅でも訪れます。
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実際に訪れて見る
岩塩の山はとても不思議な光景なのですが
そこを見上げると
なんと10メートルほどの高さの柱が!
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ロトの妻
なかなか巨大な女性だったのですね……。
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まあ、当然
このお話は「神話」ですから
この塩の柱はロトの妻ではないのでしょうし
そもそも、ロトという人物が
実在したのかどうかも定かではありません。
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ちなみにアブラハムは100歳の時に
息子イサクを授かって
175歳まで生きています……すごい。
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神話というのは
子孫に伝えたい大切なことを
物語りにして語り継いできたもの
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そんなふうに赤塚さんに教えてもらいました。
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そこから
わたしが思い出したのは
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東北の震災の時の
「津波てんでんこ」という言葉です。
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津波が起きたら、
家族のこと、他の人のことは気にせず、
それぞれで高台へ逃げろ
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共倒れしてしまわずに
いのちを未来へとつなぐために
ご先祖さまが残してくださった
大切な教訓です。
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一説によれば
ロトの妻は、
ソドム人に嫁いだ娘たちを気にして
振り返ったとも言われるそうです。
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振り返っただけで塩の柱にしてしまうなんて
神さま、ひどくない?と
思ってしまう神話ですが
ひょっとしたら
そんな教訓がこめられているのかな
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そう思うと
神話の読み方、見え方も変わってきますね。
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今日もお読みくださって
心よりありがとうございます。
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これを読んでくださるあなたが
ただの観光とはまったく違う
遥かなるイスラエルの旅を
ご一緒くださいますように
魂の底から祈っています。
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本日の写真は
ロトの妻の塩の柱
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2023年6月10~19日
赤塚高仁・山内尚子と行く
魂の約束を思い出すイスラエルの旅
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