2023.05.15

【やまとの心の拠りどころ】#165

6月3～4日
伊勢にて＜やまとのこころのまつり＞が
開催されます。
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大好きな赤塚高仁さんと武田数宏所長が
ナビゲート＆ご講演くださいます。
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わたしはどうしても
参加がかなわないのですが
そして、わたしが参加できないときは
原則ご案内はしないのですが
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それでも
今回ばかりはぜひお出かけいただきたいので
あえてご紹介させてくださいね。
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いまちょうど
山内尚子のヒストリーをご紹介していますが
伊勢修養団の武田所長と初めてお会いしたのは
2015年の8月
倒れて救急搬送される1カ月前のことでした。
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赤塚高仁さんからご紹介いただいて
原稿を預けていただくのですが
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倒れたり死にかけたりしていて
仕方のないことだったとはいえ
ずいぶんと音沙汰もなくお待たせしてしまい
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でもその間、武田所長は
ずっと
本当にずっと
ひとつの文句もおっしゃらずに
忍耐強くお待ちくださいました。
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そうして2016年春に発刊されたのが
『伊勢の杜にようこそ』というご本。
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喜んでくださって
感謝してくださって
わたしは救われた思いがしたものです。
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幸せというのは
こうして訪れるものなのだと
武田所長に教えていただきました。
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『伊勢の杜にようこそ』には
あえてサブタイトルを付けませんでした。
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何か付けようかとも思ったのですが
編集を終えた時
蛇足になってしまうと思い、
控えることにしました。
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「伊勢の杜」はやまとの心の拠りどころ
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やまとの人々を静かに迎える故郷
いつも待っていてくださる
神々さまの杜なのです。
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それをタイトルにしているのだから
それだけでいいと思いました。
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そして、ふと赤塚高仁さんに
懸け橋として
言葉をいただこうと思いました。
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はからずも
その推薦文には
待ってくださる武田所長のお姿がありました。
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そして
まっすぐにそのお志を受け取られた
赤塚さんのお姿も。
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だからわたしは
ぜひとも伊勢の地で
あなたにも出会っていただきたいと願うのです。
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いつも静かに
あたたかな笑顔で
伊勢で待っていてくださる武田数宏所長に。
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そして、お二人で伊勢にいるからこそ、の
赤塚高仁さんに。
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『伊勢の杜にようこそ』推薦の言葉
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やまとこころのキャンドルサービス
赤塚高仁
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二十八年前、私が二十九歳の時でした。
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津青年会議所の研修で初めて訪れた
伊勢青少年研修センターが、
修養団と私の出逢いです。
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その研修で、
二月初旬の夜の五十鈴川へ連れて行かれた時には、
あまりの寒さに本気で逃げようと思いました
（この「水行」については、
　楠の章「ささやかな実践が花開くとき」に
　詳しく書かれています）。
しかし、逃げ出す勇気もない……。
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身のすくむ思いで真っ暗な川を見ると、
たった一人でボンボリを持って
立っていてくださっている方がありました。
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どうやら修養団の講師の方のようです。
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暗闇の中で静かに光るそのボンボリは、
後に続くものへの灯明台に思えました。
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そして、その小さな灯火が
極寒の五十鈴川に入る勇気を私にくれたのでした。
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時は流れ、縁あって十年前から私は
「神話を体感する会」という研修会を
修養団で主催させていただいています。
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「知る」と「やる」とは天地の差です。
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知識だけでなく、
冬の五十鈴川で禊ぎをして、
神宮の月次祭を見学し、
やまとこころを
「体感」してもらおうという学びの会です。
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ときに雪の降る夜もある十二月十六日に、
私はボンボリを持ち、
皆さんより先に川の中で待っています。
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初めて水行をする方の恐さの波動も伝わってきます。
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逃げたい気持ちも痛いほどわかります。
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だから、
ほんのちょっと（本当は随分）震えながら、
私はボンボリを持って立っています。
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この小さな灯が誰かの希望になり、
勇気になるから、
だから立っているのです。
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そう、あの日のあの方のように。
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そうして私は、人は誰かのためなら
少しだけ強くなれるのだということを、
まさに体感として知りました。
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この度私の尊敬する国士、武田数宏氏が
『伊勢の杜にようこそ』として
日本人にとって最も大切なことを
教えてくださいました。
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本書は、暗闇の中の灯火のように
ヤマト人を導く希望の光となるでしょう。
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一人光り、まわりが光る。
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そんなやまとこころのキャンドルサービスが
一人を燃やし、
その周りを照らし、
世界を変えてゆくように思えます。
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祖国、日本を誇らしく思える本書を
送り出してくださったことに心から感謝します。
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今回は水行はないそうですが
本居宣長記念館や斎宮歴史博物館の見学
そして、伊勢神宮・内宮の正式参拝
さらにお二人のご講演もあります。
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伊勢の地でお二人に出逢っていただけますよう
＜やまとのこころのまつり＞
心からご案内いたします。
（詳細はコメント欄に貼りますね）
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今日もお読みくださり
心よりありがとうございました。
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これを読んでくださるあなたが
いのち輝く日々を
お過ごしくださいますように祈ります。
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喜びと祈りと感謝とともに。
山内 尚子 拝
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今日の写真は
2015年8月、きれい・ねっと事務所にて

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