ブログこの星の未来の創り方

2018.08.08

夏疾風

大学受験生生活を

絶賛満喫中のたつきさん、

中学生時代にお世話になった塾に

夏休みだけのスポット参加をしていて

 

昨日から

鳥取県の大山に合宿に出かけています。

(なんと塾の合宿施設があるというね)

 

涼やかな自然の中で

朝から晩まで

志望校別にそれぞれのペースで

1日中自学自習するという

 

楽しい?時間を過ごしているはずです。

 

どんな顔して帰って来るかな~。

 

 

さて

 

 

たつきさんの中学時代からのお友達が

夏の高校野球県大会の決勝戦で

惜しくも敗れてしまったことは

ちょっと前に書いたと思うのですが

 

実はちょうどそのあたりに

たつきさん自身も

吹奏楽部

ほんとのほんとの最後の舞台のために

一生懸命練習に励んでおりました。

 

えっ?!

引退したんじゃなかったっけって

話なんですが

 

たつきさんの学校の吹奏楽部は

人数がそんなに多くないので

例年、引退後すぐの7月の大会の時には

なかなかしっかりした演奏ができないため

有志の3年生が

2週間だけ戻って参加するのです。

 

たつきさんはともかくとして

ほぼ全員が難関国公立大学を志望する

県内屈指の進学校の7月は

もはや完全な大学受験モード

 

そんな中

昨年

副部長であり

木管楽器の中心だったたつきさんは

他のみんなと一緒に

先輩たちに一生懸命お願いし

その願いを聞き入れるかたちで

全員ではないまでも

たくさんの先輩たちが

戻ってきてくださいました。

 

当時は

2週間といっても

ほとんどは放課後練習で

1日練習は2日ほどだけ

 

この時期のそれくらいの時間なら

十分取り戻せるはずなんだから

戻ってきてくれたらいいのに

 

そんなふうに思っていたのだけれど。

 

いざ、本人がその立場になってみると

そんなことはまっっっったくなかった。

 

浪人生はもちろん

中高一貫の私立校生は

とっくの昔に高校全範囲の

授業が終わっています。

 

そんな中

たとえ進学校といえども

カリキュラム通りの

授業を進めないといけない

公立高校にとっては

本当に1時間ずつが真剣勝負。

 

そのように先生方に

ハッパをかけられて

みんなどんどんエンジンがかかってくる。

 

そんな時の

人間の集中力ってすごいから

そこで補習を抜けたり

予復習の時間が不足してしまうと

取り残される感がハンパないのです。

 

そこを

取り戻そうにも

本気の子たちは

みんなフルスロットルだからね。

 

焦りは募るばかりです。

 

 

そうか。

 

自分の進路がかかっている

こんな状況の中で

先輩たちは戻ってきてくださったんだ……。

 

このことが分かっただけでも

たつきさんにとっては

ものすごい収穫だったかもしれません。

 

後輩たちは

当時の自分たちと同じように

こちらの事情も知らずに

屈託なく残ってくださいと頼んでくる。

 

まったく人の気も知らないで……。

 

戻らない選択をした子もいました。

 

でももう

それを責める気にはならないようでした。

 

それでも

自分自身はどうするかとなったときに

自分がしていただいたように

先輩としてそれに応えたい。

 

でも……。

 

悶々としながら迎えた

進路決定のための三者面談。

 

3年間担任をしてくださったT先生は

なんと吹奏楽部の顧問でもあります。

(さらに同校卒業生で京都大学ご出身)

 

まだまだまだまだ

がんばらないと届かない第一志望

 

「気持ちは変わらんのやな?」

 

という質問に

 

「はい、変わりません」

 

と、迷いなく答えるたつきさん。

 

もう、こうなってくると

親の私の出る余地は

どこにもありません。

 

あ、ありますひとつだけ。

 

下宿がOKかどうかと

浪人することになっても

対応できるかどうか

 

要するに金銭的な問題ですね。

 

そこは

たつきさんががんばるなら

なおこさんも

大変だけど

でも、がんばるわよ。

 

で、そこから先は

ただ、ドキドキするのみで

 

どんなふうに言われるかと思ったら

 

「山内が変わってきた、という声は

 他の科の先生たちからも出てるし

 僕もそのように感じてる。

 でも、その目標を掲げるなら

 もっと変わらんとあかんな。

 ここからは茨の道になるぞ、いいか?」

 

たつきさん、また迷うことなく

 

「はい、大丈夫です」

 

「そうか。

 それなら先生から

 進路担当にもそのように伝えるぞ。

 ここから先は

 先生たちも容赦しないからそのつもりでな。

 とにかく最後まで走りきれ」

 

 

3年前

中学生の面談の時にも

当時は高すぎると思われた志望校に

どうしてもチャレンジしたいと

言いはるたつきさんを

担任の先生が後押ししてくださいました。

 

また、素敵な先生に出逢えて

ありがたいなあ。

 

本当にたつきは幸せ者だなあ

 

でも、だとしたら、

やっぱり部活は厳しいかなあと

思っていると

先生、最後に

 

 

「まずは、後悔の残らないように

 しっかり部活をやりきれ」

 

 

よかったあーという

たつきさんの表情

 

そして、7月末

最後の大会当日

心から楽しそうに

のびのびとクラリネットを吹く姿。

 

そして演奏を終えて写真撮影にのぞむ

どこまでも眩しい姿を眺めながら

 

たつきだけではなくて

みんなみんな

 

人生にたった一度の

かけがえのない一瞬ごとを

ひとつずつ大切に

後悔のない選択をして

めいいっぱい

生ききるってこういうことなんだな

 

(お顔の表情がまぶしいんだけどねー

 前から2列目中央あたりがたつきさん)

 

それを間近で見せてもらえるのって

ほんとうに幸せなことだなあと

心の底から思ったのでした。

 

 

夜、涼しくなりましたね。

 

夏が疾風の如く、過ぎていきますね。

 

 

数日前にたつきさんと聴いた

夏の高校野球テーマソング

「夏疾風」が

心の中でリフレインしています。

 

今 吹き抜ける夏疾風

新たな息吹を告げる風の音

まばゆい光集めて

願いを乗せて

 

どこまでも続く蒼空

見上げる夢に手を伸ばして

いつの日にか届くように

夏疾風……

 

たくさんの若者たちにとって

 

いやいや、負けちゃいられん

大人たちにとっても

悔いのない

輝きにあふれた

すばらしい夏になりますように。

 

 

あ、当面の願いとしては

台風サンサンが

良き浄化の雨風となって

もうちょっとスピードをあげて

行きすぎてくださいますように。

 

そして、明日

予定通りの新幹線に乗れますように。

 

 

さ、お仕事に戻ります☆

 

 

今日もお読みくださり

心よりありがとうございます♪

 

愛と感謝をこめて。

山内 尚子 拝

 

 

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