ブログこの星の未来の創り方

きれい・ねっと > ブログ > この星の未来の創り方 > 【生命を見送り想いを引き継ぐ】#167

2023.05.17

【生命を見送り想いを引き継ぐ】#167

皆さま、こんばんは♪
.
ここのところ、
画集『真我の響き』
『神の詩』6・7巻と
新刊の発行が相次いでいること
.
イスラエルの旅が近づいてきていることなどで
てんやわんやなきれい・ねっとなのですが
.
.
いつもいつも
お心に響くところがありますように
お役に立つところがありますように
.
お祈りしながら
みんなで本を創り
しおりをつくったり
時には手書きのお手紙をつけたり
そして、一冊ずつ梱包しお届けています。
.
思い返してみると
こういう
ひとつずつの作業を大切に
お仕事をするという姿勢が
自然に身に着いたのには
やっぱり理由があると思うのですよね……。
.
.
というわけで
今日は山内尚子のヒストリー
第14回目になります。
.
.
◇生命を見送り想いを引き継ぐ
 history14◇◇◇◇◇
.
身体の回復の様子を見ながら
少しずつ仕事に復帰したわたしは
.
睡眠時間や休日を削ってまで
すべてのご依頼に
応えようとすることは止め
楽しく大切に
本創りを進めるようになりました。
.
仕事を減らした分、
経営は厳しい状況となりましたが
.
より良い本を
より多くの皆さまにお届けすることで
しっかりと
利益を出していくことができるよう
.
試行錯誤を重ねながら
数年がたった2018年の夏
.
今度は、
ほぼすべての書籍の
印刷を担当していた父が
体調が良くないということで
検査を受けたところ
ステージ4の咽頭がんと
診断されてしまったのです。
.
その後、父自身の努力はもちろん
多くの先生方が親身になって
回復に向けて
手を尽くしてくださいました。
.
けれど、
がんの進行は予想以上に早く
.
人体の生命線である
気管や食道を塞いでしまい
.
4か月後の2019年1月
奇しくも
わたしがお世話になった病院の緩和病棟で
.
多くの皆さまに支えていただきながら
家族そろって手をつなぎ
優しい時間の中で、
父は天国へと旅立っていきました。
.
.
わたしが幼いころから
本が好きだったのは
読書好きの両親の影響でした。
.
父が実は
出版を志して印刷業をはじめたこと
.
でも、
インターネット環境もない40年以上前に
地方で本を創り
販売していくことは難しく
.
やがて
普通の印刷物へとシフトしていったことを
知ったのは数年前のことでした。
.
致し方ない事情があったとはいえ
突然母子で戻ってきて
.
面倒ばかりをかけて
申し訳ない思いもあったわたしは
.
思いがけず
父の夢をも叶えられたことに
なんともいえず
嬉しい気持ちになったものです。
.
わたしが編集し、
母がデザインして
父が印刷する。
.
そのことを
とても自慢げに話していた父。
.
根っからの仕事人間で
わたし以上に休むことなく
.
大きな印刷会社と
遜色のない本を創ろうと
日々様々な工夫や研究改良を続け
.
夜には晩酌してから、
また工房で印刷をしていた父。
.
そんな父の想いと
力強い支えがあったからこそ
わたしはここまで
進んでくることができました。
.
.
お父さん、ありがとうございます。
.
あなたの娘に生まれ
あなたの想いを引き継ぐことができて
わたしは本当に幸せです。
.
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
.
.
今日もお読みくださり
心よりありがとうございました。
.
これを読んでくださるあなたが
いのち輝く日々を
お過ごしくださいますように祈ります。
.
喜びと祈りと感謝とともに。
山内 尚子 拝
.
今日の写真も
サイト掲載の写真です。
.
 ◇ご案内◇
書籍と動画のサブスクリプションサービス
変容のスイッチをオンにする!
「まなひくらぶ」
https://community.camp-fire.jp/projects/view/550491