2022.12.30

【ひとつとして同じ旅はない】#029

聖書に描かれた
はるか4000年も前の物語。
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40年もの間
命をかけて民衆を率いてきた
モーセに対して
約束の地を目前にして発せられた
「お前は入ってはいけない」という
神さまの言葉に
赤塚さんの心は
大きく揺さぶられたのでしたね。
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なんとひどいことを言うのか！
神も仏もあるものか！
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そんなふうに憤る赤塚さんに
糸川博士は
一体どのように語られたのでしょうか？
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今日も『ユダヤに学ぶ変容の法則』から
ご紹介していきますね。
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（引用ここから）
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私の想いを知ってか知らずか、
糸川先生はこの節を
このように読み解かれました。
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「日本人の心情なら、
これだけの偉業を成し遂げた
指導者に対して、
せめて約束の地を
踏ませてやりたいと思いますね。
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しかし、リーダーというのは
孤独なものであり、
果たすべき役割があるのです。
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リーダーの仕事は、ふたつです。
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一つは後継者づくり。
リーダーとは、
リーダーの椅子に座った瞬間から、
誰を次にリーダーの椅子に座らせるかを
考えなければなりません。
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そしてもうひとつは、
美しい引き際です。
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モーセは、
ヨシュアという若いリーダーを
後継者として育てました。
しかし、もしもモーセが
ヨシュアと一緒になって
約束の地に入っていったらどうなるでしょうか。
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イスラエルの人々は、
モーセ派、ヨシュア派と
分かれてしまうのではないでしょうか。
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ですから、
モーセが引退するのは、
約束の地に入る前でなければならないのです。
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人情的にはつらくても、
リーダーというのは
引き際ですべてが評価されるのですよ。
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4000年たっても
モーセが偉大な指導者と言われる所以は、
ヨシュアという立派な後継者を育てたことと、
この美しい引き際にあると私は思います。
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リーダーとは
すべての理想を完成することはありません。
志半ばで
次にバトンを渡す宿命を生きるものなのです」。
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出エジプト記から始まり、
レビ記、民数記、申命記と
旧約聖書の中で226ページにも及ぶ
モーセの物語はたったこれだけで終わります。
「こうして主のしもべモーセは
主の言葉のとおりにモアブの地で死んだ。
今日までその墓を知る人はない」。
（申命記34-5）
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糸川先生の解説を聞いた後に
この一節を味わった時、
そこにもはや憤りはなく、
リーダーとして潔く生ききった
モーセの後姿を見るような思いがしたのでした。
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（引用ここまで）
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わたしは2016年の旅で
このモーセが
最後の時を過ごしたと言われる
ヨルダンはモアブの地
約束の地カナンを見渡せる
ネボ山を訪れることができました。
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そこで赤塚さんが
モーセに思いを馳せながら
この物語を語ってくださったときの
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現地に吹いていた風を
美しい景色を
なんとも言えない思いを
今でも忘れることはありません。
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でも、実は
本当はわたしたちは
ここを訪れる予定ではありませんでした。
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トルコに行く予定だったのが
クーデターのために入国が難しくなり
急きょヨルダンへと
行き先が変更されたのです。
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わたしたちの旅では
ヨルダンにある
モアブの地を訪れることはありません。
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行き先も
ともに行く仲間も
ひとつたりとも同じ旅はありません。
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そして、
当時、また行けばいいよねと思った
トルコにも
その後のコロナによって
行けなくなってしまった。
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やっと行けるようになった
そう思うかもしれないけれど
いつまた
行けなくなるかもしれないのです。
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ずっと当たり前のように
同じように続いていく
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そんな時代はもう終わった
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いえ、本当はいつだって
当たり前なんかじゃなく
こうして旅に出かけられることは
奇跡なんだと
あらためて、思わずにはいられません。
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今日もお読みくださって
心よりありがとうございます。
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これを読んでくださるあなたが
ただの観光とはまったく違う
遥かなるイスラエルの旅を
ご一緒くださいますように
魂の底から祈っています。
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2023年6月10～19日
赤塚高仁・山内尚子と行く
魂の約束を思い出すイスラエルの旅
詳細・お申込みページは
現在準備中ですので
すでに行こう！と決められているあなたは
直接わたしまで
メッセージをいただけましたら幸いです。
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追伸
旅をご一緒くださるあなたには
事前に赤塚高仁の集大成となる2冊
『ユダヤに学ぶ変容の法則』
『あなたに知らせたい 日本という希望』を
プレゼントさせていただきます！
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実は、赤塚さんから
このツアーに参加してくださる仲間たちへ
さらに超豪華なプレゼントの
お申し出もいただいています。
年明けあたりに、それも発表しますね！
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本日の写真は
ヨルダン、モアブの地
ネボ山からの眺め
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2023年6月10～19日
赤塚高仁・山内尚子と行く
魂の約束を思い出すイスラエルの旅
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https://israel2023.kilei.net/
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