ブログこの星の未来の創り方

2023.01.10

【崩壊の足音】#040

「ノアの箱舟」の洪水は
神話でありメタファーなのですが
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でも、もとになった洪水は
実際にあったのではないか
と、言われています。
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なぜかというと
同じような神話が
とにかく世界中にあるからです。
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シュメール語の洪水物語は
「エンリル」や「エンキ」といった
ちょっと超古代史に興味のある方なら
聞いたことのあるであろう
神さまのお名前が出てきます。
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「アトラ・ハシース叙情詩」にある
洪水の記述では
「エンリル」や「エンキ」はもちろん
こちらもかなり有名な
高位の神々「アヌンナキ」が出てきます。
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ギルガメシュ叙事詩も同様ですし
ギリシャ神話や
インドの神話にも出てきます。
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これらはすべて
紀元前数千年前の出来事とされていて
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おそらくいったん
世界人類のかなりの人数が
失われたのだろうと思われます。
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そして、ほとんどの神話で
「船をつくるように」と
神さまからの啓示を受けた人たちがいて
その人たちだけが助かった
という記載があるところを見ると
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それぞれの土地の色彩によって
変化していったにしても
神話の出どころというのは
さかのぼれば同じ源流へと
つながっていくのではないかなと思います。
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さて、そんなノアの洪水の後
さまざまな出来事がありながらも
また地には人が増えていきます。
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以前の記事で
知恵の実を食べてしまったせいで
楽園から追放された
アダムとイヴのお話を
ちょこっとだけしましたよね。
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追放されるとき
神さまから
女には産みの苦しみ
男には労働の苦しみ
という罰が与えられるのでしたね。
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そして、さらに「原罪」といって
人間というのは
生まれながらにして
罪深いものだという考え方も
ここから生まれたのでした。
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で、そんな人間が
地に増えるわけですから
そりゃもう
神さまは
人間たちを取り締まらないといけません。
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十戒からはじまって
どんどん戒律ができていき
神の国に迎えられるために
それから、救世主が来てくれるように
それらを厳格に守ることを
課していくのですね。
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でも、その戒律をつくったのは
神さまばかりでは当然なく
おそらくは時の宗教的権力者たちでしょう。
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ユダヤ教には613もの戒律があって
食べ物のことだけでも
イカ・タコ・エビ・カニ
貝類などのヒレやウロコがない魚介類、
豚やその血液、ウサギやウマは
食べてはダメ。
乳製品と肉料理を同時に食べるのも
NGだったりします。
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今現在でも超正統派のユダヤ教徒は
男女の学校はずっと別で
男性は一生、トーラー(聖書)の
勉強をし続けるそうです。
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で、とにかく
戒律は厳しいのだけれども
権力者に富が集中し
荒廃していく世の中となるのですが
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わたしはこの「多い戒律」のお話を
初めて耳にした時から
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それ、今の日本もおなじだよね
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と、ずっと思っています。
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いま、日本には
いったい
どれほどの法律があることでしょうか。
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いろんなことが起こるたびに
法律をつくって
罰を決めて
人が人を裁いていく。
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それに対する抜け道が
いたちごっこのように考えられて
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どう考えても
人の道に反することであっても
罪に問われさえしなければいいという
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そんな風潮が
はびこっているようにも思えます。
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それから
日本には、死刑もありますね。
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一度、自分の本に書いたこともありますが
明らかな冤罪で
こともあろうに殺人の罪に問われ
長い懲役刑に服している方と
どうしようもなく辛い
お手紙のやりとりをしたこともあります。
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もちろん
法律が必要ないとは言わないけれど
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心の通わない決まり事で
真実にたどりつくことなど
とてもじゃないけれど
できることではないということを
骨身にしみて感じました。
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話を戻しましょう。
そんな荒廃しきった
そして、ローマの支配下にあり
もう、崩壊の足音が聞こえる
ユダヤ人たちの社会に
ついに、イエス・キリストが現れます。
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この投稿もついに40回目
明日からは
イエス・キリストという
わたしたちと同じアジアの民のお話を
いよいよ始めていくことにしましょう。
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今日もお読みくださって
心よりありがとうございます。
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これを読んでくださるあなたが
ただの観光とはまったく違う
遥かなるイスラエルの旅を
ご一緒くださいますように
魂の底から祈っています。
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近々、それも発表しますね!
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本日の写真は
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