ブログこの星の未来の創り方
2019.07.04
「言葉を尽くす」ということ
ちょっと思いだしたこと。
啓さま撮影の椿
わたしは「花の瞑想」が好きです♪
何年前だったかに
編集させていただいた
あるご本について
その本を読んでくださった
とても尊敬している方から
「なおこさん
この本はすばらしいのだけど
答えを書きすぎているね」
と、言われたんです
そう、たしか京都で。
あの時のわたしは
いまよりもさらに未熟で
え?
なんでなんでなんで?
ほんとにほんとに
冗談じゃ済まないレベル
それこそ
途中で死にかけるくらいの勢いで
先生のおっしゃっていることを
その真髄を理解しようと
なんとか理解できればと
必死で勉強して
たっくさんの文献にもあたって
ようやく
まとめることができたのに
なんでそれがダメなのーーー?
いや、
ダメっていうニュアンスに聴こえたけど
そもそも
ダメなの、ダメじゃないの
どっちなんだよーーー
と、
怒りと不安がごっちゃになったような
感情に支配されてしまい
(ああ、恥ずかしい)
平静を保ったふりをしながら
(あああー、恥ずかしい)
なんとか
その続きを聞こうとしたのだけれど
その方は
ニコニコして
それ以上はなーんにも
おっしゃらなかったのでした。
当然ながら
その後しばらくの間
ものすごくモヤモヤして
どうにもこうにも
大変でしたねえ……トホホ。
でも、いまならわかります。
あれは
答えを
教えすぎてはいけないから
だったのですね。
わたしが
自分で
自分なりの探求を経て
見出すものこそが
本当の「答え」なのだから
答えを教えすぎることは
その道行を押しつけ
固定してしまうことになり
求める人の
その貴重なる経験を
奪うことになりかねない
こういうお仕事をしていると
ついつい
言葉を尽くしすぎてしまうのだけれど
それは
つまるところ
積極的に言えば
自分の主張を通さんがための
消極的に言えば
批判を恐れて防御するような
エゴ……という可能性もあるということを
忘れてはいけないなあと
いや、それが
知らないうちに
その後たくさんのご本を
編集させていただき
本当の意味で
「言葉を尽くす」ということ
過不足なく
必要な言葉を選ぶという作業を
一冊ずつ重ねさせていただく中で
まるで当然であるかのように
すーっと分かるようになっている
自分に気づいて
ああ
あのとき
答えを知らされなくて良かった
ありがたいなあと
心から思ったのでした。
要するに
赤塚高仁兄ちゃんの決め台詞のとおり
「自分で考えなさい」
「答え合わせは最後の最後で」
ということですね。
さ、お仕事に戻ります☆
今日もお読みくださり
心よりありがとうございます♪
愛と感謝をこめて。
山内 尚子 拝
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