2021.02.21

間違えてしまった

「値決めは経営」

稲盛和夫先生の経営哲学の肝ともいえる言葉です。

最高の値決めというのは

適正であるのは当然のことで

最大の利幅を狙いつつ

お客様が喜んで買ってくださる価格であること。

まあ、いろいろありますが

値決めこそが経営者にしかできない

最重要の仕事であるということになります。

森井啓二先生の『マテリア・メディカ』を

税別50,000円と決めた時には

経営者としての自分

一般人としての自分

わたしはそうじゃないけど

医療者としてはどうなのかということ

それらの中で悩みに悩んで決めたのですが

適正な価格にできたのではないかと思います。

さて、本題です。

はせくらみゆきさん画業25周年記念

初めてとなる画集『ガイヤの祈り』が

手元に届きました。

手に取ってページをめくった瞬間に

あ、間違えた……。

そう思いました。

森井先生が有料メルマガの中で

言葉を超える手段

言葉よりも複雑で多くの響きを伝える試みとして

音楽や絵画といった芸術があると

そんなふうに教えてくださっていましたが

みゆきさん自らが

大切に選ばれた100作品は

そんなことをも凌駕するほどの

圧倒的な深くて優しくて澄んでいて……

ダメだな、ぜんぜん言葉が追いつかないな

そんなエネルギーが

眼を通して感じられて……。

わたしの撮ったものでは

まったく追いつかないので

シェアは一枚だけにします。

デザイン、色校正、本の仕様……

これだけ手をかけて創って

良い保存状態が保たれつつ

いつでもさっと手に取れるよう

そうそう、本棚にあって自然なようにと

箱のこともずいぶん考えて

しかも1,000部限定でシリアルナンバーも入れて

大切に持っていただけたらいいね

たとえば

娘や孫に渡せるような

そんな大切な宝物になるような画集にしたいねと

そう話し合いながら

その様子を想像しながら創りました。

でも

みゆきさんとわたしは

2人とも主婦感覚が強めなので

お年玉くらいのお小遣いで買えるところをと

原価とにらめっこして

ギリギリのところで

税別20,000円という値決めをしたのだけれど

そして、高いよねえ

手に取っていただけるかなあなんていう

心配までしたりしたのだけれど……

完全に間違えました。

これは安すぎる……。

天才

天からいただいた才能を

本当に使いこなせる人のことを

そのようにいうのだろうと思います。

子どものように無邪気に

キャンバスに向かうみゆきさんを

初めて間近に見た時に

ああ、この人は天才だ。

天からいただいた才能を

信頼して安心して心から楽しんでいる。

そう思いました。

印刷されてもなお

そこに宿るエネルギーは

祈りとして増幅され

膨大な言葉の知識をはるかに超えて

あなたの生命の響きを

癒し、ととのえ、本来の輝きへと導くことでしょう。

このお仕事がさせていただけたことに

心の底から感謝するとともに

どうぞ必要としてくださる方のもとへ

届きますようにと祈ります。

明日より発送を開始させていただきます。

すでに数百名の皆様からご予約をいただいており

再版の予定はありません。

（仕様上無理なのです）

あたらしい時代を生きるあなたにこそ

ぜひお手元に

置いていただければ嬉しく思います。

さ、お仕事に戻ります。

今日もお読みくださり
心よりありがとうございます。

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