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2022.12.16

【お金のいらない世界、キブツ】#015

イスラエルの砂漠のことは
「荒野(あらの)」というふうにも言います。
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旅の移動にはバスを使いますが
(バスの中ではガイドの
笑いあり涙ありのお話が繰り広げられます。
ある意味、本当に贅沢な旅です)
本当にどこまでも荒野が続きます。
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そんな荒野に中に忽然と現れる緑のオアシス。
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死海のほとりにあるキブツ「エンゲディ」です。
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滝沢泰平さんによる
『宇宙学校』を少し引用しますね。
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「KIBBUTZ(キブツ)」とは
ヘブライ語で「集団・集合」を意味する
言葉であり、
イスラエルで生まれた
「共同体(コミュニティ)」のこと。
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ユダヤ人たちは国家再建の夢を
実現させようと願い、
その第一歩として農地を買って、
風土病(マラリヤ)などとも戦いながら、
血のにじむような努力の中で生活をして
キブツを発展させていきました。
現在では国境地域を中心に
約270のキブツが存在し、
総勢は15万人以上ともいわれています。
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農地開拓から始まった
キブツのメインの産業はやはり農業。
その生産技術は国際的にも
最高の水準を保っており、
人口のわずか3%に過ぎないキブツで、
イスラエルの農産物の
実に40%が生み出されています。
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そしてここからは、
赤塚高仁さんによる
『ユダヤに学ぶ変容の法則』からの引用です。
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キブツ「エンゲディ」に入ると、
立派なバオバブの木が出迎えてくれます。
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サン=テグジュペリの
『星の王子様』に登場する
アフリカ原産のバオバブですが、
そうやすやすと
本物にお目にかかれることはないでしょう。
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色とりどりの花が咲き乱れる
天国のようなこの地も、
もともとは砂漠。
緑があるところは、
すべて人間の手が入っているのです。
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キブツに暮らす人たちは皆、
驚くほど生き生きとしています。
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それはきっと、
それぞれが誰かの役に立っていることが、
生きがいにつながっているからだと思います。
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働き盛りの有能な人たちだけではなく、
たとえば、
年老いて農作業ができなくなった老人は、
家事や子育てを手伝ったり、
子どもたちや若い人たちに話を聞かせることで
キブツの役に立っています。
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キブツでは役に立っていることのすべてが
労働としてカウントされ、
生活に必要な一切のものが支給されるのです。
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キブツの中にいるかぎり、
お金を目にすることはありません。
お金がなくとも、
老若男女すべての人たちが
豊かに生き生きと暮らしている世界が、
そこにはたしかに存在しているのです。
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そんな世界を目にした時、
あなたは何を感じますか?
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いま、日本人のほとんどが
「お金がなければ生きていけない世界」に
暮らしています。
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しかしお金というものは、
いつ価値を失い、
紙くず同然になるか分からない、
いわば幻のようなものです。
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日本の都会に生きる人たちは、
もしもお金が使えなくなってしまったら、
一体どうなるのでしょう。
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「買う」という消費だけで
命をつないできた人たちは、
どうやって生きてゆけばよいのでしょうか。
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今こそ
「人間が生きていくのに
本当に必要なものは何か?」
ということを
一人ひとりが真剣に考える時です。
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今日もお読みくださって
心よりありがとうございます。
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これを読んでくださるあなたが
ただの観光とはまったく違う
遥かなるイスラエルの旅を
ご一緒くださいますように
魂の底から祈っています。
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本日の写真は
キブツエンゲティのバオバブの木
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2023年6月10~19日
赤塚高仁・山内尚子と行く
魂の約束を思い出すイスラエルの旅
詳細・お申し込みページはこちら
https://israel2023.kilei.net/
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